ボーナスのない悲しい経営者

お金

12月、世間では、年末のボーナス時期で「今年は去年よりいい」とか「ボーナスで何を買おうか?どこに旅行しようか?」「うちの会社はボーナスがないことはない」などボーナス話を耳にします。羨ましいかぎり~。自営した?自分はボーナスはありません。サラリーマン時代はボーナスがあり、お金の力で余裕が生まれました。そんなボーナスがない自分を慰めるために「ボーナス」について考えてみました。

ボーナスがない経営者としての心情

ボーナスのない経営者としての心情は複雑で、経済的な不安感や評価への欠落感、モチベーションの低下といった様々な感情が絡み合います。固定給だけでは将来の経済的計画が不透明になり、業績に応じたインセンティブがなくなることでモチベーションが低下します。また、ボーナスは仕事に対する成果や継続的な頑張りへの評価でもあり、それが認められないことによる自己評価に不安を感じることもあります。さらに、経営者としてのプレッシャーも増す中で、心の余裕をお金で得ることが難しくなります。

サラリーマン時代のボーナスとは

サラリーマン時代に受け取ったボーナスは、目標達成に応じた報奨金で、これが仕事へのモチベーション向上に繋がりました。目標を達成することで期待通りの成果を上げ、それに見合ったボーナスが得られることで、働く意欲が高まっていました。ボーナスは通常、年末や夏季に支給され、これが生活の中で一大イベントとなっていました。この期待感や楽しみが、単なる経済的報酬を超えて生活全般に対する充実感をもたらしていたようにも感じます。ボーナスの使い道も様々で、教育や老後資金の備え、車の購入、ちょっとした贅沢など、給与だけでは難しいことに利用され、これが一定の経済的余裕をもたらしていました。生活の質を向上させ、贅沢を楽しむことで満足感を得ていたのです。

経営者になっての現実

経営者になってからはボーナスより売上をどうつくるか?が重要なテーマとなってます。会社にとって売上が無ければ事業はいずれ衰退し給与も枯渇します。ボーナスどころではありません。商売でお金を稼ぐにはどうすれば良いのか?同じことばかりして良いのか?費用対効果は?利益は?などなど。

かつては、組織の一員として成果を追い求めていましたが、今は、孤独な立場で成果を求める経営者としての生活を送っています。経営者としての立場は孤独であり、その中でのボーナスの期待感は薄れつつあります。

ボーナス時期は、テレビや新聞で公務員や民間企業の平均支給額が報道されますが、羨ましいと思う反面、自分はそれ以上に稼いでいるか?をバロメーターにしています。また、嫁はボーナスがある会社で働き、私は当然ボーナスは無い。夫婦でこちらからボーナスの会話することもできない立場…。ボーナスのある会社でもう一度、働きたいとは思いませんが、親や親戚の人たちから「ボーナスたくさんもらったでしょう?」と尋ねられたことが、かつてボーナスのある職場にいたんだなぁと懐かしく思い出されます。

今では、「ボーナス」は「ボー無し」です。期待してももらえないボーナスに失望しても気持ちがマイナスになるだけで何も変わりません。怒りや悲しみ、悔しさや寂しさなどマイナス感情を抱えて悩んでいても憂鬱な時間を過ごすだけです。考え方をポジティブに変えるだけで気持ちが落ち着きます。

ボーナスがなくても幸せな日々

ボーナスがなくても幸せな日々を過ごすには、①毎日をボーナス日にすること、毎日をボーナス日にできるだけの収入を稼ぐこと②心の余裕をお金以外で見つけることが大切です。ボーナス並みの収入を稼ぐことができればボーナスに依存しない、ボーナスを期待しない金銭的な余裕が生まれます。また、お金(収入)以外に、自分の好きなことができる自由な時間の確保や 家族や友人との交流、共有する時間や思い出は、お金では買えない心の豊かさを与えてくれます。周りの人の笑顔や温かい言葉が、生活に喜びと幸福感をもたらしますので、今そばにいる人に感謝し、その人のために尽くしてあげればいいのです。

毎月をボーナス月にする投資とは

2023年12月8日のNHKニュースによると、「国家公務員に8日、冬のボーナスが支給され、平均支給額は去年より、およそ2万円多い、67万4000円あまりで2年連続の増加となりました。内閣人事局によりますと、国家公務員のことしの冬のボーナスは、管理職を除いた、平均年齢33.4歳の職員の平均支給額で、およそ67万4300円となりました。去年と比べて、およそ2万2200円、率にして3.4%増加しました。」とのことです。

ボーナスを羨ましいと思うか?それ以上に稼ぐか?ボーナス以外に心の余裕を作るか?等はすべてあなた次第です。

例えば、ボーナス相当額の約70万円を毎月稼ぐことができれば、70万×12ヶ月=840万円/年となります。そのためにはどうするのか?手元資金はいくらあるのか?リスクはどのくらいあるか?

月70万円が難しそうに感じるなら1/10の月7万円は可能か?月7万×12ヶ月=84万円/年となります。これならできそうな気がします。ただし、一時的に稼ぐのではなく、トータルで稼ぎ続けることが大切です。

これを可能にする投資方法は、「トレード」です。もっともっとトレードと向かい合っていきます。